四国八十八ヶ所霊場とは

 四国八十八ヶ所霊場は弘法大師空海が開いたと伝えられています。いずれも大師が修行に励んだゆかりの地であるそうです。八十八という数字については、人間の厄年(男42・女33・子供13)の合計であるとか、人間の八十八の煩悩を表わすとか、弘法大師が唐から持ち帰った釈尊遺跡八塔の霊土にちなみ、その八をかさねたとか伝えられますが、定説はありません。

 阿波の国(徳島県)を「発心の道場」といい23カ寺、出発の地であり、参詣しやすい平野部に位置しています。

 土佐の国(高知県)は「修行の道場」といい16カ寺、札所と札所の間隔も長く、名前の通り修行が必要となります。

 伊予の国(愛媛県)は「菩提の道場」といい26カ寺、平野部にまとまって札所があり、巡拝は比較的容易です。

 讃岐の国(香川県)は「涅槃の道場」といい23カ寺、瀬戸内海に面した風光も穏やかな地にあり、弘法大師出生地でもあります。

 これら霊場は、四国の山野に開かれた心と体の修行の場であり、八十八の煩悩を除き八十八の功徳をもたらすと言われています。

 また、四国八十八ヶ所には以下のような作法があります。

  1. まず山門前で合掌一礼し、霊場へ入ったらまず口をすすぎ手を洗い身を清める。
  2. 鐘楼で鐘をつく。お参りを済ませた後で鐘をついてはいけない。
  3. 本堂、大師堂で所定の箱に納礼・写経を納め、灯明・線香をあげた後、合掌・読経する。
  4. 納経所で所定の納経料を納め納経帳などに納経朱印を押してもらう。
  5. 寺を出る時にも山門にて合掌・一礼をする。

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